2012年12月14日金曜日

11月25日郡山緑ヶ丘第2回勉強会

前回勉強会を行った緑ヶ丘にて、市内放射線専門医による第2回目のスライドによる勉強会を、11月25日に開催しました。

参加者:男性1名、女性2名。

「放射線の基礎知識と人体への影響について」
・放射性セシウムによる地面の汚染
・放射性セシウムによる食品の汚染

医師作成のスライドによる勉強会の後、話し合いに移る。

・震災直後について
Aさん:自分は仕事があるので、子供たちを祖父母に頼んで会津に避難させていた。
Bさん:旦那様が色々調べて、ヨウ素の半減期の8日を過ぎてから自宅へ戻った。それまでは会津に行っていた。
Cさん:会津で仕事中で、会津はあまり被害がなく、49号を通って郡山まですんなり帰ってこれた。会津で食料品などを購入してきた。
Bさんは、去年と今年の夏2回、北海道へ避難していたとのこと。

・外遊びについて
Aさん:あまり外遊びはさせないようにしていたが、祖父母は気にせず外で自転車に乗らせていたので、最近はだんだん遊ばせるように
なってきた。
幼稚園でも、今年になってからアンケートなどをとってもほとんどの保護者が外遊びを希望しているとのこと。

・プールについて
Aさん:去年はもちろん、今年も入れてない。理由は、口から放射性物質が入ってしまうことが怖い。ヒフからも入るのではないかと不安。
→ここで講師より、放射性物質はヒフから入らないこと、水の中の方が遮蔽効果があることを説明。

・牛乳について
Aさん:最近になって、子供が酪王牛乳が飲みたいというので、やっと飲ませた。喜んで飲んでいるのを見て、自分がストレスを与えていたのかもと思った。
学年で2~3人くらい牛乳を飲んでいない子がいたみたいだが、自分の子供がクラスでは最後だったかも。

・食品・水について
Aさん:食品は遠くの物を取り寄せている。水も買っている。
Bさん:旦那様が色々調べて、事故直後の放射性物質がついたもの以外は大丈夫だから、普通に買って食べている。
ここで、青森出身のBさんから六ヶ所村の核燃料サイクル施設近くで作られた野菜についての話があった。
都市伝説かもしれないとの前置きがあり、毎年親戚に長芋を送っていたが、あるときそのうちの子供に長芋はおいしいかと聞いたところ、知らないと言われた。
もしかしたら、放射能があるとのデマのせいで、捨てられていたのかもしれないとのこと。
食品を計測して食べたことは、お二人ともないとのこと。

・線量について
Aさん:自分で線量計を持ち歩いていて、測っているとのこと。雨の日は高くなる話でうなずいていました。
ここで、測るのには積算線量計とガラスバッジどちらがよいかという話になり、積算線量計は市で貸し出しているが誤作動が多いことを伝えた。
子供にガラスバッジはつけさせているが、Aさんは信用していないという。
国に?騙されていると思っているとのこと。
ここでBさんが、あまり信用できない政権だけど、そこまでするのは大変じゃないのかということを言ってました。

・情報はどこから得ているか?
Aさん:テレビがほとんど。あとは、自分の中で色々考えてしまっている。
Bさん:旦那様が色々情報を調べて、正しいと思われるものを伝えてくれる。

勉強会終了後、参加者からご連絡があり、不安が強かった方からは「色々な人から話を聞いて、少しずつ納得してきています。たくさんの人と話をすることはいいことですね」というお返事を頂き、心配していない方からも「データや資料だけでなく、対話したり質問したりできたことが理解の助けになると思った」とのお返事を頂きました。

今後もこのような勉強会を継続していきたいと思っております。

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